計画していたキャンプの日程が雨だった場合、あなたはキャンプに行きますか?
雨のキャンプを想像すると、、、
「テントが濡れてしまう」
「雨なので外で遊べない」
「焚き火ができない」
こうしたさまざまな理由でキャンプに行く事自体を諦めてしまいそうです。
当然のことながら、天気の良い日の方がキャンプは最高です。
誰もすき好んで雨の日にキャンプをする人はいないでしょう。
しかし、この記事に興味がある人は
「雨でもなんとかキャンプをしたい」
「ずっと楽しみにしていたキャンプを中止にしたくない」
そんなあきらめの悪い、愛すべきキャンパーばかりでしょう!
できればキャンプは諦めたくない。
この記事は、このような人向けに書いてます。
- 雨の日でもキャンプがしたい
- 雨キャンプのテント設営時の対策や注意点を知りたい
- 撤収時のコツを知りたい
雨キャンプは、晴れのキャンプより大変な事が多いですが
出来る限りの対策をして楽しい雨キャンプを実現したいと思いませんか!
雨キャンプの設営や撤収のコツを解説します!
「雨キャンプの設営対策と撤収とは」
それではいきましょう!
まずは雨キャンプのいいところを考えよう
雨キャンプのデメリットはたくさんありますが、悪いところばかり見ていると雨がかわいそうです。
雨ならではのメリットを考えて、せっかくの雨キャンプを楽しむことにしませんか?
そこで雨キャンプを楽しむ為のメリットについてご紹介します。
雨キャンプ4つのメリット
①サイトはほぼ貸切状態になることも!
雨が降ったら、キャンセルする人も多いはずなので周りに人が少なくほぼ貸切状態になることも!?
また、人気があって普段とれないキャンプ場もキャンセルが出て予約が取れる可能性もあります!
②夏場は虫が少ない
自然の中ですのでキャンプには当然のことながら虫が多いです。特に夏場は虫との共演が多く、「蚊」や「ブヨ」など
羽がある虫も多く発生しますが、雨のおかげで虫の出現率が断然に減ります。
③雨音のリズムでリラックス
「しとしと」と音を奏でる雨音は心地よいリズムを生み、心を落ち着かせる効果があります。
このリズムは脳内の集中力をアップさせる上にストレスの軽減やリラックス効果があると言われています。
テントの中で静かに目を閉じてリラックスするのもいいですね。
④雨でしか出会えない自然と触れ合う
雨だからこそ、普段お会いできない生物に会えることもあります。
「カエル」や「カタツムリ」など、都市部では見る事ができない自然と触れ合うのも雨キャンならではの楽しみと言えるでしょう。
雨キャンプのテント設営の負担を軽くする6つの対策
雨が降る中、テントを設営するのは本当に大変です。
少しでも負担が軽減できるようにしっかり対策をしていきましょう!
①レインウェアやレインブーツは必ず用意する
両手の自由がきくレインウェアを用意しましょう!
当然のことながら、傘をさしながらのテント設営は至難の業。レインウェアがあれば
雨によって衣服が汚れたり濡れたりするのを気にせずにガシガシ使えます!
また、防水性や撥水性に優れたシューズやレインシューズも必要です。
一般的な靴では、靴の中に水が侵入してしまいとても不快です。
水が侵入してしまったシューズをそのまま使用すると、雑菌が繁殖して臭いの
原因にもなるのでご注意を!(経験談)
また、濡れてもいいようにサンダルなど履くことも考えられますが、これはオススメしません。
サンダルは大変危険!足に何かが落ちた時にサンダルだと守れないので怪我から足を守る役割として
レインシューズが一番オススメ!
オススメレインウェア
パタゴニアの「トレントシェルジャケット」
パタゴニア独自の防水素材「H2No」が長持ちする撥水性と防水性を実現。
洗濯もできて、乾燥機またはドライヤーで熱処理すれば撥水力が戻るのでオススメです。
ザ・ノースフェイス 「クライムライトジャケット」
ゴアテックス素材を採用した、ノースフェイスの人気商品です!
さらに着替えやタオルはいつもよりも多めに持参しましょう
②設営前に場所をチェックする
テントを設営する場所は入念にチェックしましょう!
雨の日に設営する時はどこでもオッケーというわけではありません!
設営した場所が水たまりだったら、テントの中に水が浸水してしまいます。
設営時は、地面のコンディションをあらかじめ把握した上で設営することをオススメします。
設営場所のチェックするべき項目は次の通りです。
- 砂利や芝生などの水はけが良い地面に設営する
- 土やぬかるみは出来るだけ避ける
- 水たまりや水の通り道は絶対避ける(浸水の原因)
「テントが浸水してしまった!」などの後悔がないようにしっかり対策を取りましょう!
テント設営してからでは遅いので必ずチェックしてね!
③タープから先に設営するのが基本
雨をしのぐタープから先に設営する
タープを先に張ることによって、テントや荷物を雨からしのぐことができます。
雨よけがあれば、設営の細かい作業やテントの説明書を濡らさずに読むことができ作業効率も上がります。
雨の中タープを設営するのが大変な方にオススメのワンタッチタープがあります!
コールマン 「パーティーシェードライト」
自立式で一人でも簡単に設営!
オプションでサイドウォールもあり横殴りの雨よけにも◎
雨に濡れない環境を作ることが大切です
テントとタープは連結しておく
テントとタープを連結すると雨に濡れない!
写真のように、テントとタープを連結することによって雨の日でもテントから出た時に
すぐに屋根(タープ)があるので雨に濡れなくて済むのです。
写真は有名な「小川張り」を用いたテント連結イメージです。
タープと連結する方法は「小川張り」だけではありません。
下の写真のようにタープ下にテントを設営することもできます。
ただ、タープ下にテントを設営する際にご注意いただきたい点があります
自分のテントがタープ下に設置できるほどのタープの大きさとポールの高さが必要だと言う事です!
購入前には、設営風景をイメージしながら全てのサイズを確認してから購入してくださいね。
各メーカーで様々なタープが販売されています。
続いてはこちら!
④グランドシートは必ず敷く
テントの下にグランドシートを必ず敷きましょう!
グランドシートはテントの下に敷くシートです、雨じゃなくても必須アイテムです。
テントと地面を直接触れないようにしてくれる為大事なテントを汚れや傷から守ってくれる役割があります。
グランドシートは雨キャンプの時こそ、重要な役割を果たします。
その理由は次の通りです。
- 直接地面に触れないので、テントの汚れが軽減される
- 地面からの雨水の浸水からテントを守る
- 雨によって不安定な地面の凸凹を緩和する
- テントの汚れが軽減されるので撤収時もスムーズ
テントを購入したら必ずグランドシートを用意しましょう!
【重要】グランドシートは、テントよりも少し小さいサイズを選ぶことがポイントです!
テントより、グランドシートが大きいと
雨水がグランドシートの上に溜まり、結果的にインナーテントに水が侵入する恐れがあります!
グランドシートを敷く際は、テントからはみ出さない程度のサイズで敷くのがコツです!
もし、サイズが大きければ折り込むなどしてサイズを調整しましょう!
グランドシートはサイズぴったりの純正が一番ですが、値段が高いのでなかなか手が出せない人もいると思います。
僕は純正品は買わずに、ブルーシートで代用したり、サイズ感が近いグランドシートをネットで
見つけて安く済ましています。
比較的値段が安いブルーシートは耐水性も優れているのでオススメです!
その中でもおすすめのブルーシートはこちらです。
「ユタカメイクODグリーンシート」
色がブルーではなく、グリーンを採用しておりテントサイトの景観を損ねないので一押しです
グランドシートは、テントのフライシートにはみ出ないように設営しましょう!
続いては
⑤ペグはいつもより長めのもので
いつもより長めのペグを用意する!(30cm以上)
雨によって地面はぬかるんだ状態になります。通常の20cmほどの短いペグだと
テントやタープを支える荷重に耐えきれず、すっぽ抜ける可能性があります。
そのようなトラブルを未然に防ぐにはペグはできるだけ長めのものを使用しましょう!
頑丈な30cm以上の鍛造ペグがオススメです。
おすすめのペグはこちら
スノーピークのシンボル的鍛造ペグである「ソリッドステーク30」は
多くのキャンパーに絶大な信頼があり、大人気製品です。
続いては!
⑥ハンガーを持っていくと便利!
ハンガーで濡れたレインウエアなどを吊るすしておく!
雨での設営が終わり、濡れたレインウェアを乾かす時にハンガーがない為
椅子の背もたれにかけたりすると衣服やキャンプチェアが濡れて嫌な気分になりますよね。
その点、ハンガーを持参していれば、テントのポールにひっかけることもできるので大変便利です。
また、雨が上がって空が晴れた時も外に干しておくこともできますね!
最近ではキャンプ用に便利な「折りたたみハンガー」も発売されていますので
要チェックです!
こちらの折りたたみハンガーは、ショルダー部分がギザギザに加工されているので
衣服が風で飛ばないされないように設計されているのでオススメです
さらにハンガーラックもあれば便利!
シェラカップや焚き火ギアなど他のキャンプギアも吊るすこともでき
様々な用途で使えるので、一つ持っておくと便利です。
以上が雨キャンプの対策でした!
雨でも楽しくキャンプをするための過ごし方を知りたい人はこちらもどうぞ
続いては、撤収時のコツについて
雨キャンプ撤収の4つのポイント
雨の中の撤収は通常に比べると、大変です!
できるだけスムーズに撤収できるようにここで4つのポイントをご紹介します。
ポイント①撤収開始はいつもより早めに
雨の日の撤収は、普段より時間がかかります。晴れの日のキャンプに比べると
屋根の下でしか行動できず、片付け中にキャンプギアや荷物などを濡れないように
置いておく場所も確保しながら片付けをしないといけません。
いつもより時間がかることを念頭に置いて、効率よく撤収作業をしていきましょう!
ポイント②雨や泥で汚れたギアは、綺麗に拭き取っておく
いくら気をつけていても、雨キャンプ時は必ずキャンプギアが汚れるものです
特にイスやテーブルなど直接地面に接触するギアの足は泥などが付着しています
タオルでしっかり拭き取りをして綺麗な状態で保管しましょう。
また、地面に深く差し込んだペグも泥が付着します、サビの発生の原因に繋がるので
タオル等でしっかり拭き取りをしておく事をオススメします。
ポイント③撤収の手順は、テントとタープが最後!
撤収の手順は、当然タープが最後になります
タープの下で、キャンプギアについた水分を拭き取り作業をしたり、撤収作業をします。
キャンプ道具の積み込みが終わったら、最後にテントの片付け作業に入ります。
テントを最後から2番目に片付ける理由は、
「インナーテント」をタープの下で片付けることで濡れなくて済むからです。
それでは最後に濡れたテントとタープの撤収のポイント解説します
ポイント④濡れたテントは大きなビニール袋へ
残念ながら雨キャンプでは濡れたテントやタープは、そのまま放って置いても乾きません。
収納バッグに濡れたままのテントを入れて持って帰るのはNGです!
そのまま入れると収納バッグも汚れてしまい、二次災害が起こります。
濡れたテントやタープはそのまま丸めて
大きなビニール袋に入れて持ち帰るのが鉄則です!
厚手のビニール袋なら多少の水漏れも心配することはありません。
ソロや小型のテントなら自宅にあるビニール袋で十分です。
大型テントをお持ちの方は、大きなポリ袋をご使用ください。
水を運ぶことができるスタッフバッグもオススメです!
こちらはキャンパーに人気のコールマンのスタッフバッグです
濡れたテントやタープは必ず乾燥させる!
濡れたテントやタープは、そのまま放置するとカビの発生の原因になります!
必ずしっかり乾燥させてから収納しましょう!
雨キャンプも悪くない!
いかがだったでしょうか?
雨のキャンプは晴れの日に比べると大変なことが多いかもしれませんが
事前にしっかり対策をとって準備をしておけば悪くないと思います。
タープを張って屋根を作ってテントを設営してしまえば
晴れのキャンプとさほど変わらないのではないでしょうか?
キャンプが好きで、雨が降ってもなんとかキャンプをしたいと言う気持ちを
応援したいと思いこの記事を書きました。
しかし、強風や台風など悪天候の時はキャンセルを決断する勇気も必要だと思います。
台風とかではない限り雨の予報でも、
キャンプ地が急に晴れることを信じて
雨キャンプに一度挑戦してみてはいかがですか?
この記事を見て少しでも雨キャンプの負担が軽くなれば幸いです
それではまたお会いしましょう!
コメント