初めてのキャンプで焚き火に挑戦する時、まず最初の試練といえば火おこしですね。僕もキャンプをはじめたばかりの頃はスムーズに火おこしができるかすごく不安でした。
火おこしに対する正しい知識もなく焚き火に挑戦したので、火をおこすのに30分以上かかったりしていました。このように間違った火おこしの方法をしてしまうと火を起こすのにかなりの時間を費やすことになってしまいます。
では、間違った火おこし方法とはどんなものだと思いますか?
当時の僕も含め、初心者が最初にやりがちな間違った火起こし方法についてまとめてみました。
などなど、、、こんな感じです。
「あれ?それのどこが間違ってんの?」
と思ったそこのあなたは、僕と同じように焚き火の火起こしに30分以上時間を費やす事になってしまいますよ!
でも大丈夫です!ご安心ください!
この記事を読めば、誰でも簡単に5分で焚き火の火おこしができます!
今からお伝えする焚き火に対する正しい知識を学んで、簡単に火起こししちゃいましょう!
焚き火初心者の方にお伝えしたい!5分でできる!火起こし方法とは?
それではいきましょう!
この記事を見ればこのような事がわかります
- 火起こしに必須な3アイテムについて
- 火起こしをする前に必要な事前準備について
- 5分で完了!火起こし方法を画像付きで解説
初めてでも簡単に火おこしができます
火起こしする前に準備するべきこと
焚き火は事前準備が最も重要です
失敗例のように正しい知識のないまま事前に準備をせずに、焚き火をすると火起こしに30分以上の時間を費やしてしまうことになりかねません。この30分を有意義に使っていただく為にしっかり準備をして火おこしに備えましょう。
まずは用意するべきアイテムのご紹介です
火起こしが爆速に上がる!揃えるべき3つのアイテム
火起こしに必要なアイテムの中でも特に揃えるべき必須アイテムについてご紹介します。
アイテムその① 着火剤
着火剤を使うことで、薪の燃焼の効率がぐっと上がります。着火剤はゼリー状のものや、固形のものや様々な種類が発売されています。100円ショップでも簡単に手が入りますね。
薪への着火については、松ぼっくりや自然のモノでも代用可能です。他にも薪を細かくナイフで裂いて火種を作る「フェザースティック」を使った着火方法などありますが初心者のうちからするのはハードルが高すぎます。
無理をせずに、着火剤を使って、正しい火起こしをマスターしましょう。
着火剤はどこでも手に入るのでご紹介はしませんが、あえてオススメしたい着火剤があるのでご紹介します。
こちらはバーベキュー芸人たけだバーベキューさん愛用のマッチ型の着火剤です。
ライターなしで着火して8〜12分燃焼し続けます。ライターを忘れてしまう事を考えると一つ持っていっても重宝しますね。環境に優しい木材繊維と植物性ワックスを使用しているので自然にも優しい所が良いですね。
アイテムその② ノズルが長いガスライターやガストーチ
着火剤に火をつける時に使用するものといえば、市販のライターやチャッカマンをイメージされる方も多いと思います。しかし、火起こしをする際はガストーチを使った方が圧倒的に楽になります。
ガストーチはライターに比べると段違いの火力を誇ります。またノズルが長いタイプのガストーチは、火に触れるリスクが低いので安全に着火できるので必ず用意していただきたいアイテムです。
僕も愛用しており、当ブログでいつもオススメしてるガストーチは、SOTOのスライド式ガストーチ「ST -480C」です。
火口が自在に伸びるので安全に使用でき、耐風性に優れた小型バーナーです。ポケットに収納できるほど小型でオススメです!
圧巻の火力!さらに強力なガストーチはこちら! あぶり料理などでも大活躍!
アイテムその③ 火吹き棒、送風機
火に直接、酸素を送る事で薪の炎を効率よく燃焼する事ができます。うちわでも代用は可能ですがうちわであおいで酸素を送る事はあまりオススしません。うちわでは全体的に空気を送り込む事が可能ですが、ピンポイントにあたらず効率が悪いですし、灰などが散乱してしまい荷物やテントにかぶってしまう恐れもあります。
火吹き棒や送風機でピンポイントに空気を送る事で焚き火を効率よく大きく育てる事ができます。特に火吹き棒は、伸縮するので炎から体を話した状態で酸素を送り込む事ができるので安全に使っていただけます。
電動の送風機があれば、疲労感もなく一気に炎を蘇らす事ができます!火吹き棒は体力や肺活量を使うので苦手な人や楽に火を起こしたい人には送風機がオススメです。
朝露に濡れたテントの水分を飛ばす時にも送風機があれば楽に水分を飛ばす事ができます。
こちらの3つのアイテムがあれば、火起こしが楽になります。それでは今から焚き火の解説をしたい所ですが、その前に、最も重要な事前準備について解説します。
【事前準備!】種火用に必要な細木を準備しておく
火起こしは細い枝から中間くらいの薪を経て太い薪へ炎を移していくのが基本!
最初から太い薪に着火しようとすると、誰がやっても時間がかかるものです。まずは火種になる小枝や細木を着火剤とともに燃やしてから、中間くらいに細くした薪を投入し、太い薪へ炎を移していくのが基本です。このように徐々に火を育てていくのが火起こしの基本なのです。
また、購入した薪はそのままだと太すぎるのがほとんどです。太い薪は火が安定してから投入して長時間燃焼する事を目的としています。太い薪を焚きつけ用に細くする為、手斧やアウトドアナイフを使って薪割りする必要があります。
薪割りもキャンプの楽しさの一つですね!焚き火に関して必要な道具についてまとめてある記事があるのでそちらもお時間あればご覧ください。
事前準備のポイント!
火種には小枝や細枝が必要!キャンプ場の散策ついでによく乾燥したモノを選びましょう。
太い薪ではなかなか火がつかないので薪割りをして、細い薪を多めに用意するのがポイントです。
薪を細くするなら、アウトドアナイフがオススメです。特に「モーラナイフ」はアウトドアナイフの中でも人気商品です。リーズナブルな価格設定と取り扱いの良さから愛用キャンパーも多く、初めてのアウトドアナイフにはオススメです!
5分で火起こし完了!画像付きで解説
ここまでお読みいただきありがとうございます!
ここから5分で完了できる、焚き火の火起こしの仕方をお伝えしていきます。
5分で焚き火を成功させるコツは
薪の配置と空気通り道を確保する事です!
薪の配置と空気の通り道とは!?
今から画像付きで解説します
手順① 種火用に小枝や細くした薪を投入する
種火用の枝を焚き火台の中央に配置します
周りに小枝などがなかったので、太い薪をモーラナイフで細く削ったモノを使用したり、薪割りをした時に剥がれた小さな破片を火種用として使用しています。
手順② 小枝の上に着火剤を配置する
小枝や細くした薪の上に着火剤を配置して、その上にさらに細くした薪を被せるように配置するといい感じです
手順③【重要】薪を配置する
ここで薪を配置していきます。薪の配置いわゆる組み方について非常に重要なのが
空気の通り道を確保する組み方をする!
という事なのです。
空気の通り道を作ることで酸素を多く取り入れる事が可能となります。したがって、薪の配置は非常に重要といえるのです。薪の組み方にも様々な種類がありますが、今回は簡単ですぐに火起こしができる「井げた型」でご説明します。
薪の組み方について詳しく書いている記事もありますのでよければ参考にしてください
それでは「井げた型」を組んでいきます。手順①の種火を囲うようにして組んでいきましょう!
井桁型は別名「キャンプファイヤー型」とも言われています。井の字のように薪を上に積み上げていく事によって「煙突効果」を生み出し薪の燃焼の強いミカタとなります。この組み方なら簡単に火起こしができるんです!
手順④着火剤に火をつける
「井ゲタ型」の中央に配置した着火剤をガストーチで着火します。この時に柄付きのライターを使用すれば安全に火をつける事ができます。着火剤はあっという間に燃えて小枝に移りますので着火する時は十分ご注意ください。
手順⑤ 火がついたら細い枝(薪)を真ん中に追加していく
細くした薪や細枝を真ん中にどんどん追加してください。細くした薪や細枝はすぐに燃え尽きてしまうのでたくさん用意してどんどん真ん中に入れていきましょう!ここから火を育てていくのであまり触らずに枝を投入しながら見守りましょう。
着火から1分経過しました
着火から3分経過です。
この間に細い薪をドンドン投入していきましょう
着火から4分経過しました。炎が燃え上がり安定してきているのが分かります。
手順⑥炎が完全に安定したら薪を崩す
着火から5分経過し、炎が安定したので薪を崩します
着火から5分!あっという間に火起こし完了しました!
「井げた型」のまま、焚き火を続けると燃焼効率が良すぎるのですぐに燃え尽きます。火が安定したら薪を崩して、好きな時に薪を追加して焚き火を長く楽しみましょう!
まとめ
いかがでしたか?
初心者にとってキャンプでの火おこしは、最初の難関のように思えるかも知れませんが、それは火おこしに対しての知識を身につけていないからです。
今回、ご紹介した火おこしの方法であれば、誰でも簡単に安心して火をつけることができます。
5分で火おこしポイントまとめ
- 着火剤や火吹き棒などのアイテムを利用する
- 焚き火は細い枝から太い薪へ炎を移して安定させる
- 小枝や細枝など種火になるものを用意する
- 中間くらいの細い薪を多めに用意する
- 薪の組み方が重要!空気の通り道を必ず確保する
- 火おこし中はできるだけ薪などを触らず、あわてずじっくり炎を育てる
簡単なので試してみてね
この記事を読んで、焚き火を簡単に楽しく始めてもらえたら嬉しく思います!
現場からは以上です!
それではまたお会いしましょう!
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