【焚き火】初心者が知っておくべき焚き火の4つの組み方と並べ方をご紹介!

焚き火の組み方

キャンプのメインの楽しみといえば、家では絶対できない焚き火でしょう。外で炎を体験する事はキャンプの特権といえます。小学校の頃、林間学校で初めて体験したキャンプファイヤー、その炎の凄さに圧倒され夢中になった事を今でも忘れずに覚えています。人は炎のゆらぎを見ていると気分も落ち着き、リラックス効果をもたらしてくれると言います。

今この記事を読んでいるあなたも焚き火が大好きだと思います。では実際、焚き火をする時に薪はどのように並べているでしょうか?ただ単に焚き火台に薪を放り込んでいませんか?

実は焚き火薪の組み方には「基本的な4つの型」があるんです!

焚き火は、時にキャンプ飯を作るコンロにもなり、美しい炎を眺めて時間を過ごす観賞の役割にもなり、寒い夜を乗り越える為の暖房にもなります。目的やシーン別で組み方もたくさんあります。

今回は、基本的な4つの薪の組み方を解説したいと思います。

僕もキャンプを始めた頃は、薪に組み方があるなんて知らなかったです

初めて焚き火をする人や焚き火についてもっと知りたい方の参考になれば嬉しいです!

知っていて損はない焚き火の4つの型とは?

それではいきましょう!!

目次

焚き火の薪の組み方4選

焚き火

今回は基本的な薪の組み方を4つご紹介します。もちろん他にもたくさんの「型」はありますし、組み方なんて知らなくても焚き火は十分に楽しめるでしょう。しかし、目的やシーンによって薪の焚べ方を変える事でさらに効率良く焚き火を楽しむ事ができるのです。薪の組み方を知っているだけで「焚き火マスター」になれる!!、、、、とまでは言いませんが、家族や仲間内のキャンプで披露する事により「こなれ感」が出て、より素敵なキャンパーになれると思いませんか?

それではここから組み方についてご説明していきます!

①井桁型

井桁型

煙突効果で燃え上がり抜群の井桁型(いげた)

別名、「キャンプファイヤー型」とも呼ばれる最もポピュラーにして万能な「型」です。井戸のように薪を組み立てる事によって「煙突効果」を生み出し薪に炎がすぐ点火します。真ん中の底に細技や着火剤を入れて点火すればすぐに火がつきます。ただすぐに炎上するので薪がすぐに燃え上がる所がデメリットです。じっくり楽しみたい方は、ある程度炎が落ち着いたら薪を崩しつつ焚き火を楽しみましょう。

先ほど、「キャンプファイヤー型」と言われるように観賞用としても井桁型は活躍します。キャンプサイトの消灯時間まで焚き火を楽しみたいと思うなら「井桁型」の煙突効果が生み出す炎がキャンプの夜を盛り上げてくれる事間違いなしです。

火が落ち着いたら薪を崩しましょう

井桁型を使った焚き火の着火方法を知りたい方はこちら

②並列型

並列型

焚き火料理には安定の並列型

並列型は読んで字のごとく、同じ大きさの薪を並行に並べるスタイルです。これは焚き火で料理をする時に使用される「型」です。並行に並べた薪の上に、スキレットやダッチオーブン などを置いて調理をするために最適な組み方です。ここで気を付けないといけない点が薪の大きさについてです。ほぼ同じ大きさや高さの薪を選定するか薪割りやナイフで高さを調整しないと鍋が斜めになってしまい調理が少し困難になります。

例えば高さの違う薪にスキレットをセットしてオリーブオイルをひいた時に、スキレットの中のオイルが端っこの方に追いやられ、鍋の中のオイルが偏ってしまいます。また同じようにスキレットでアヒージョを作る時に、鍋が斜めになってしまってオイルがこぼれて焚き火に引火する危険もありますので並列型で調理する時は十分注意してください。

並列型

スキレットなどで調理する場合は火傷や油の引火に十分注意してね

スキレット 並列型

③さしかけ型

さしかけ型

【着火の速さがダントツのさしかけ型】

「さしかけ型」は初心者の方でも比較的簡単に火をつける事ができる「型」です。太い薪の上に細い薪を数本置いておきます。太い薪と細い薪の間が空気の通り道となる所がポイントになります。この空気の通り道の隙間に松ぼっくり(着火剤)や小枝を入れて点火するとあっという間に火が燃え上がります。

まこ

初めての焚き火はさしかけ型で決まりっ!

④ティピー型(合掌型)

ティピー型

【燃えあがる炎が美しいティピー型】

続いて紹介するのは「ティピー型」または「合掌型」ともいいます。テントの種類で「ティピーテント」というものがあります。これはアメリカのインディアンの移動式住居の事をティピーと言いますが、こちらの薪の組み方がティピーにそっくりなのでそのような呼び名になったのだと思います。薪を円すい状に立てかけて、真ん中の底を空気の通り道にします。空いた隙間に小枝や松ぼっくり(着火剤)を入れて点火します。

ティピー型の特徴は、着火した時の炎が上昇気流に乗って一気に上部まで燃え上がり、高さのある炎はとても美しく観賞用として焚き火を楽しむならティピー型がオススメです。また燃え上がりやすい反面「井桁型」と同じで薪をすぐに消費するのがデメリットですが、美しく燃え上がる炎を演出してくれる事を考えれば全く問題ないと言えるでしょう。

まこ

高く舞い上がる炎が見たいならティピー型がオススメ

まとめ

焚き火の組み方や並べ方は、この他にもたくさんありますが今回は代表的な4つの型についてお伝えしました。

ただ単に薪を並べて焚き火をする事も、もちろんオッケーですしそれは人それぞれの自由です。しかし目的やシーンによって焚き火の組み方を変える事で、今体験している焚き火よりもワンランク上の体験ができるのではないでしょうか?

これから初めて焚き火に挑戦しようと思っている方にも参考になれば嬉しいです!

また何かお役に立てそうな記事があればお伝えしたいと思います。

それではまたお会いしましょう!

薪は放射熱で十分に乾燥させましょう!
焚き火の組み方

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この記事を書いた人

キャンプと料理が大好きな39歳。
アウトドアの素晴らしさを伝えたい!
という思いでキャンプブログを運営中!
現在ブログ運営・WEBライター他三重県を中心に
キャンプインストラクターとして活動中。

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