キャンプといえば焚き火が連想されるほど、焚き火はキャンプを語る上では無くてはならない魅力の一つですね。
焚き火は、料理の為のコンロにもなり、暖をとるための暖房にもなり、観賞用としてキャンプを盛り上げる相棒にもなります。
薪を焚べ、じっくり炎を育てながら過ごす時間は何よりも贅沢と言えるでしょう。
家族や仲間と共に語るのも良い、たまには一人で焚き火と向き合うのも良い。
これから焚き火デビューをするあなたはどんなカタチで焚き火を楽しむのでしょうか?
これから焚き火を始めたい方で焚き火の道具を揃えたいけど、どこまで揃えたらいいかイマイチわからない、、。って思いませんか?
僕もキャンプを始めた頃は何がなんだかさっぱりで、とりあえず焚き火台と薪を用意して、あとは適当に新聞紙か何かで炎を作ればなんとかなる!と思っていました。なんとかなる!っていうのは間違いありませんが、、、、
火をつけるのに時間がかかったり、火ばさみ忘れたり、薪の種類がわからなかったりいろいろ失敗があり苦労をしました。要するに、事前に準備が足りなかったのです(;´ェ`)
この記事を見ていただいているあなたがそのような事態に陥らないように、事前にしっかり準備をしていただき
最初から焚き火を100%楽しんでいただけるように願いを込めてお伝えします!
この記事を読めばこのような事がわかります。
- 焚き火で必要な10個の道具とは?
- 焚き火で注意するべき5つの注意点って?
- 火の粉を守る為のオススメアイテムについて
焚き火を楽しむ為の必需品です
焚き火を楽しむ為の10個の道具とはいったい?
それではいきましょう!
焚き火に必要な10個の道具【リスト】
楽しく焚き火を楽しむ為に必要な道具は10個あります!
必要なもののリストはこちらです
- 焚き火台
- 焚き火台シート
- 耐熱グローブ
- 薪
- 薪を割る道具(斧、ナイフ、ナタ等)
- 薪割り台
- 着火剤
- 棒突きライター
- 火吹き棒
- 火ばさみ
焚き火するだけでこれだけ道具を揃える必要があるんだね!
ここからそれぞれに解説をしていきます
火おこしの方法が気になる方はこちらもチェック!
(1) 焚き火台
焚き火をするなら、まず焚き火台の購入が必要!
焚き火台は焚き火をするだけでは無く、料理をするためのグリルにもなります。焚き火台にもたくさん種類があるので何を購入していいか迷ってしまいますが、スタイルにあった焚き火台を選んで下さい。
焚き火台を選ぶ注意点を何点かご紹介します
- 人数を想定したサイズ選びをする(ソロ、デュオ、ファミリーなど)
- 一般的な薪が入る大きさなのかサイズ感もチェックする
- 薪を追加しやすい設計になっているか?
- 焼き網や五徳など調理できる装備は充実しているか?
僕の愛用している焚き火台は「ユニフレーム ファイアグリル」 ノーマルサイズです。
ユニフレーム ファイアグリルはアマゾン、楽天の焚き火台ランキングでは常に上位に位置している人気商品です。一台で焚き火台と調理コンロの両方の役割をして、強度や耐久性も抜群に良く、優秀な機能のわりに価格が非常にリーズナブルでコストパフォーマンスに優れた商品です。
焚き火台を迷っている人は「ユニフレーム ファイヤグリル」を購入すれば間違いないと言われている商品です。
サイズは、ラージサイズとノーマルサイズがありますが、ノーマルサイズは3人〜5人用ですので十分な大きさです。ラージサイズは5人以上でキャンプをされる方でしたらオススメですよ。
個性的な焚き火台が気になる方はこちら!
(2)焚き火台シート
キャンプマナーの必需品!焚き火台の下には焚き火シートを!
芝生のサイトなどに関係なく、ほとんどのキャンプ場が直火を禁止している所が多いです。焚き火台から伝わる熱が植物に悪影響をもたらす事になる可能性もあり、焚き火シートを敷く事でダメージを軽減する事ができ、薪の燃えかすが落ちてしまった時にも地面に直接落ちずにカバーしてくれる役割があります。焚き火シートはキャンパーとしての最低限のマナーといえますので必ず購入する事をオススメします。
焚き火シートを使う上での注意点は?
シートの素材がガラス繊維で構成されているので、素手で触ると細かいガラス繊維が刺さってチクチクします。ガラスのトゲが刺さらないように手袋などを装着してからシートに触れることをオススメします。
(3)耐熱グローブ
焚き火の熱から手を守る!耐熱グローブ!
薪を焚べる時や、焚き火台で調理する時には耐熱グローブが必要です。手を熱から守るだけではなく、薪割り時のナイフや斧による怪我から手を守ってくれる役割も果たしてくれます。キャンプを最後まで楽しく過ごす為に、怪我をするリスク最小限に抑えましょう!
(4)薪
焚き火の主役の薪を忘れてはならない!
焚き火において薪はマストアイテムです。キャンプで使う薪は針葉樹と広葉樹の2種類に分類され、使用の目的によって使い分ける必要があります。長さは30センチ前後が一般的です。
薪の種類についてまとめました
火起こしには針葉樹
針葉樹は、スギ、松、ヒノキなどの燃えやすい所が最大の特徴です。樹液が多い分、着火すれば一気に燃え上がります。特に焚き火においてはこちらの針葉樹を使用するのをオススメします。また薪割りをするのもこちらの紅葉樹に比べて針葉樹の方が割れやすく、薪割りに適した薪です。
針葉樹はよく燃える分、燃焼時間が短いのでご注意ください!
焚きつける時は必ず針葉樹を使いましょう!
火持ちがいいのは広葉樹
紅葉樹は、桜、クヌギ、ケヤキなどの燃焼時間が長持ちするのが最大の特徴です。木の幹の部分の密度が高いので焚き付けに時間がかかりますが、その分燃焼時間が長く、主に薪ストーブなど暖をとる時に活躍するのが広葉樹です。
広葉樹は密度が高い分、薪割りが困難なのでそのまま使用する事を推奨します!
針葉樹で焚き付けてから広葉樹を使うといいね
針葉樹も広葉樹もよく乾燥してからお使いください!
水分を多く含んだ薪を燃焼させると爆ぜてしまい、火傷や衣服の焼け跡の原因につながる恐れがあります。
▼焚き火の組み方や並べ方の基本を知りたい方はこちらをチェック!
(5)薪を割る道具(斧、ナイフ、ナタ等)
日常のストレスは薪割りで解消!
太い薪をそのまま使うのではなく、薪割りをして薪を細かくしてから焚き付けるのが薪割りの基本です。細くした薪から着火した方がより早く燃える事が可能だからです。手斧で薪をスコーンとうまく割れた時の爽快感は日頃のストレスの解消にもなります。手斧で薪を割る方法や「バトニング」というアウトドアナイフを薪に当てて、棒(または薪)で叩き薪を割る手法もあります。手斧は少しハードルが高いと思う方は比較的に安価で手に入るアウトドアナイフで薪割りに挑戦してはいかがでしょうか?
キャンパーから絶大な人気を誇るハスクバーナーの手斧はオススメです
初めてのナイフはスウェーデンの老舗ブランドの「モーラナイフ」がオススメです。優しい値段設定の割には機能性は十分です。モーラナイフもたくさんのキャンパーさんが愛用していますので、初めての一本に迷ったら「モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー ステンレス」を選べば間違いありません
(6)薪割り台
薪割り台は絶対必要!
初めての焚き火で揃えるべき道具関係のネット記事はたくさんありますが、薪割り台を強くすすめる記事は少ないように思えます。僕もキャンプを始めた当初は薪割り台なんて必要ないと考えていましたが、薪割り台の必要性に気づき、木の板を薪割り台として使用しています。
薪割り台が必要と思う2つの理由
- 直接、地面に薪を置いて薪割りをすると安定せず、力がうまく伝わらない
- コンクリートなどの上で薪割りをすると、刃こぼれの原因になる恐れがある
薪割り台があるキャンプ場なら問題ありませんが、ない場合はちょうどいい丸太を現地で調達する必要があります。しかし、そんなにちょうどいい丸太が転がっているキャンプ場など果たしてあるでしょうか?探すだけ、時間の無駄だと思います。それならば、事前に木の板を用意しておく方が不自由なく薪割りを楽しむ事ができます
とは言っても、木の板もなかなかないですよね(;´ェ`)
そこでオススメなのがこちらの薪割り台です
コンパクトで軽量な薪割り台で持ち運びに便利です!鍋敷として使える有能くんです。
(7)着火剤
着火剤に頼ることは恥ずかしい事じゃない!
初心者にとって、キャンプの火おこしは最初の難関なポイントでもあります。最初から着火剤を使わずに、火おこしに挑戦する方もいるかもしれませんがなかなかうまく火をつける事ができず、時間だけが過ぎてしまうのでは、せっかくのキャンプがもったいない。着火剤でパパッと火をおこして空いた時間を全力で楽しみましょう。キャンプに慣れたら着火剤を使わずに火おこしに挑戦したらいいのです。
着火剤はゼリー状や粉状のものやたくさん種類があります。僕は、固形燃料を着火剤代わりとして使う事があります。
固形燃料は20分ほど燃え上がり、メスティンでお米を炊く時にも使えるのでキャンプに持っていくと便利です。
ダイソーで売ってるメスティンでお米を炊いてます
(8)棒付きのライター
柄が伸びるターボ式ライターを選びましょう!
火をおこす為には、ライターなどの着火装置が必要です。風の強いキャンプ場では通常ライターでは着火は難しく、指から近い所で着火をするので火傷の危険もあります。キャンプで使用するライターは柄が伸びるタイプでなおかつ風に強いターボタイプを使う方が、より安全で確実に着火ができると言えます。
僕が愛用しているSOTOのターボライターは、安全に使用でき火力も強いのでオススメです!こちらもたくさんのキャンパーさんが利用している人気商品です。
(9)火吹き棒
うちわよりも火吹き棒でピンポイント送風!
焚き火で火が弱くなってしまった時に大活躍するのが火吹き棒です。うちわで代用できるのではないか?と思いがちですが、うちわで仰ぐと全体的な送風になり、薪や炭の灰がうちわの風によって空中に舞ってしまい、焚き火台周辺の人の上に降りかかったり、宙に舞った灰が飛ばされ周囲のキャンパーさんにも迷惑を及ぼす恐れがあります。そこで火吹き棒があれば、ピンポイントで酸素を送ることができて灰が舞う現象を軽減できるとともに、集中的に空気を送り込むことによって、うちわよりも効率よく焚き火の炎を大きくする事ができます。
オススメのかっこいい火吹き棒はこちら!
芸人のバイキング西村さん愛用のこだわりの火吹き棒です!
一味違う!鮮やかカラーリングな火吹き棒!
(10)火ばさみ
火ばさみなしでは、焚き火と戯れることはできない!
焚き火の火が整ったらじっくり焚き火タイムだ。焚き火と向き合う為には火ばさみがかなり重要となります。新しい薪を焚べる、薪の位置を変えるなどの焚き火タイムを楽しむ為には無くてはならない存在と言えます。火ばさみは、炎から体を守る為、長くて重たい薪でも持ち上げれる強度がある火ばさみを選びましょう。
火ばさみといえばオーソドックスなV字型!
おしゃれなハサミ型も捨てがたい!キャンプ芸人のヒロシさん愛用の火ばさみです
焚き火で気をつけたい5つの注意点
ここまで、初心者の方が焚き火デビューする為に必要な10アイテムについてご紹介してきました。焚き火は火を扱う分、危険度が高く、最善の注意をはらって取り扱いましょう。さらにここから、焚き火をする時に注意すべき5つの点をご紹介します。
①薪は買いすぎない事!
これは僕の経験談ですが、、キャンプに来て、夜になったら焚き火をたくさんするぞ!と息巻いてもゆっくり焚き火をするための時間が取れず、気付いたらあっという間に消灯時間!?なんていう事になりかねません。明るいうちから焚き火をするとか、2連泊以上ならどうにかなるのでしょうが、1泊なら薪が余る可能性は十分にあります。キャンプスケジュールを確認し、薪購入の際は適切な分量を購入しましょう。
②難燃性の衣服を着用する!
火の粉が上がり、衣服に付着して穴が空いてしまった!なんてことにならないように焚き火をする際は、機能性に優れたウィンドブレーカーのような科学素材ではなく、綿などの燃えにくい素材を使用した難燃性の高いウェアを着る事をオススメします。
冬のキャンプはナンガのタキビダウンが暖かくてオススメ
ノースフェイスはやっぱりかっこいい!
③焚き火は肌に乾燥とダメージを与える!
焚き火をする上で気をつけないといけない点が、スキンケアです。意外にも焚き火にあたっていると、肌に乾燥をあたえるので化粧水や乳液などを持参してしっかりスキンケアをおこなう事が大切です。またアウトドアなので、外の紫外線を浴びる為、日焼け止めも必ず塗っておく必要もあります。
④すぐに消火できるようにしておく!
火を扱う焚き火は、当然の事ながら危険がいっぱいです。飛んできた火の粉が、衣服やテントに着いて燃え上がるかもしれない等、常に危険と隣合わせである事を忘れないでおきましょう。最悪な事態を想定し、消火用の水を用意しておきましょう。
⑤消灯前には焚き火は鎮火しておく!
楽しいキャンプは、あっという間に過ぎるものですが、消灯時間が過ぎても焚き火を鎮火する事なくテントの中に篭る行為は大変危険です。消灯時間に合わせて計画的な焚き火をするように心がけましょう。
リスクを想定して最後まで楽しいキャンプにしましょう!
火の粉から身を守るオススメアイテム!
焚き火の火の粉から守るには、難燃性に優れた素材の衣服を着用するのが好ましいですが、夏場など露出が多い服装の時などは着用が難しい場合があります。そこで難燃性に優れたキャンプエプロンやキャンプベストがオススメです。エプロンやベストは、ポケットがたくさんあり収納機能も抜群な上、汚れから衣服も守ってくれるので汚れを気にせずに焚き火や調理そして設営や撤収など様々なキャンプシーンで大活躍します。
僕も愛用しているエプロンです。丈夫な帆布素材でガシガシ使えます!デザインもかっこいい!
グリップスワニー からはエプロン型やベスト型として使える2WAY式のアウトドアエプロン!
内側に隠れている生地を伸ばせばエプロンに早変わりします!ベストもエプロンもどちらも欲しい欲張りなあなたへオススメです。
スノーピークの焚き火ベスト!難燃性とデザイン性をかね揃えた最高の逸品!
火の粉や汚れを気にせずに思いっきり焚き火が楽しめます
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、焚き火に必要な10アイテムと気をつけるべき5つの注意点をお伝えしました!
満天の星空の下で、家族や仲間と共にゆったりした時間を過ごすには焚き火という最高の演出が必要不可欠なのです。
また焚き火は、街の公園などで気軽にできるものではありません。だからこそ、キャンプ場でしかできない焚き火には価値があり、キャンパーを魅了するのではないでしょうか?
ぜひこの記事を参考にしていただき、安心、安全な焚き火デビューの手助けになれば幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それではまたお会いしましょう!
コメント